ターマーエッセイ

一切が無関係

ネタ探し、時々メタ探し

 とあるネットビジネスをしている人が

動画で言っていた。

「人とのおしゃべりからヒントを得て

それをネタにする方法もある」と。

私は聴いた時この動画の内容が分からなかった。

自分が何十年生きてきた中で

人とそれなりに会話をしてきたが

(一時期、それをやめた時期もある)

それを「ネタ」にして文章を書く

ということは、思いつかなかった。

それは「思い出」を言語化するということなのか。

でもただ言語化しても

夏休みの感想文にしかならないことは見えていた。

 ということは、何かの「思い出」を

ネタにするためには、何かしらの条件が必要

なのではないか、私はそう考えた。

たとえば、そのネタを面白くするために

話の筋を若干変えるとか。

あるいは、そのネタと似たようなネタを

くっつけて、記事にしてみるとか。

そういうことでもしない限り

それは、ひとりよがりの文章にしかならないだろう。

ある本には、こういう公式が書かれていて

とても参考になった。

「自分」>「不特定多数」

「自分」<「不特定多数」。

正確な表現としては間違っているかもしれないが

この等式が、前者だとひとりよがりになり

よっぽど、自分の経歴が凄い人でもない限り読まれない。

反対に「不特定多数」の人を意識した文章であれば

自分のメッセージを入れても読まれる。

ここでは、ぼかして書いているけど

そういうことだ。

ビジネスをやっている人達は

人が求めているものを

リサーチして、レターを書いていくらしいけど

これも相性だと思う。

全員が全員、みなリサーチして

文章を書いていたら、ちょっと怖い。(笑)

それよりも、まず書いてみて

それが読まれるようなら

また書いていくといった書き方も

一つの書き方としてはあるような気がする。

話の流れとしては変だけど(笑)

私の書き方としては、そういう

求められているものを書く書き方よりも

書きたいことを書いていくうちに

なぜか、それが「求められている」記事になるよう

書いていきたいと思う。

そういう意味では、ネタ探しのために

人と話すというスタイルは、違和感があるのだ。

 入院中、様々なタイプの人と

喋った。それは「いつもの自分よりかは」

ということだけど。(笑)

 そこで、何を一番学んだかというと

自分が「これは知っているだろう」と

当たり前に思っていることが

同世代なのに通じない人がいたということだ。

その人を小馬鹿にしているわけでないのだけど

(当たり前だのクラッカーw)

「コロコロ」や「ポケモン」や「ワンピース」は

少なくとも、ある程度は知っているのが

自分の世代だと思っていただけに、これは

大きなショックでもあった。

その人の家庭は、大正生まれの

厳格なおじいさんがいたらしい。

だからかは分からないけど

漫画やゲームといった話題を振っても

彼はそれにのっかってこなかった。

彼の趣味は、卓球・映画・音楽など

すごく魅力的だった。

しかし、それ以外の話題、たとえば

少年漫画やゲームといった話題には

ついてこれなかった。

 その彼をつぶさに観察している内に

彼がどうして今の状況になったのか

少し分かった気がした。

人は、自分がやりたいと思ったことを

諦めた時、病むのではないか。

やりたい=読みたい・聴きたい・嗅ぎたい・触りたい

どれだっていい。

そういう五感的な要素を閉じていく過程を通じて

咲いた花が枯れ、しぼんでいくかのように

人は病む。

だとすれば、病気回復への道のりの第一歩は

「知らない」「未知」の世界への「好奇心」

ということになる。

それは自分がなぜか敬遠してきたものに

触れてみたりとかをすることで回復に近づく。

退院後、自分なりに世界を広げてみた結果、

回復とまではいかないものの

世界が以前より広く見えるようになった。

視野が広がったのだ。

まだ、道半ばではあるけども

以前より、気が楽になったことも確かだ。

「ネタ探し」も重要だけど

「ネタ探し」より先に「メタ探し」。(笑)

自分とは全く無関係に思えることでも

その人が言った知らないワードを

調べてみる。

そうすることで、今まで

「知らない人」「よく分からない人」だった人達が

「何かしらの好きなものを持っている人」へと

変わるわけだ。

そうすると、本人もそうだし

ネットで見かける人も

決して「敵対意識」で見なくなる。

「自分がしゃべる」ことよりも

もっとこの人を掘り下げてみたら

面白いんじゃないかと思うようになる。

 結局、最近になってだけど

人は敵を作り始めるから、

人生が辛くなるんじゃないかと

思うようになったわ。

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