水鳴の人声観~苦楽の中で

自分の中にある言葉を形にしています。最近のマイブームは、鷹揚に、ごゆるりと、です♪

詩「雨」

雨はいい

雨はいい 雨は からだをゆるめてくれる 芯の底から 出る声に ぼくはまだ 歌えるぞと ひとりつぶやく

翌日の雨雲を

ゲームを通して 雷鳴に貫かれ 翌日の雨雲を いつも以上に 恐れて 休養を下した 一昨日の午後

この生活の中に

雨は 問いかける 一度ならず 立ち止まることを この生活の中に 新たな喜びがあることを

週末

週末 雨あがって 光が差し込んでいく みな 行くところがあるのだろうけど わたしは 今日は養生だ

風に誘われて

雨が 風に誘われて からだを濡らす 蒸し暑さが からだを弱らせる

六本木へと

雨の感触がして でもその中で 自転車を走らせ 電車を乗り継ぎ 六本木へと 移動する 父のふるさとは 猥雑さと 建物の大きさに 賑々しくもあった

生きとし生けるすべてのものに

生きとし生けるすべてのものに 雨はひとしく降り注ぐ 強いものも 弱いものも 誠実なものも 意地汚いものも だれかれ構わず 惜しみなく