詩「声」
声 紛れもない その人自身のもの その力を知っているのは ごく一部 ぼくもまだ その回路を 見つけられていない
歌の歴史と 闘う その摩擦が ぼくを生む
英気を養ったり 漲ったり 精神の躍動こそが 歌に現れる
友人の悲しみを ぼくが引き受けて 生きてゆくとき ぼくの歌には 心が ともる
耳鼻科で 声帯の検査して カラオケに復帰して あらためて思った 俺は 歌が好きなのだと
昨日の音に 飽きがくるから 新しい音を 探し求めるわけで その模索が 音の深みを 君に 教えてくれる
藤井風さんの アダルトちびまる子さんが 良すぎて さっきから ずっと 自宅で歌ってる
歌が 熟達して 上達してほしいと 願う欲深さ
マイク買ったら すき間時間に マイクを手に持っている 自分がいる
数年間 歌を続けてきたけど ついにマイクを買った サウンドハウスさんで 注文したのが すぐ玄関前に 届いたのだ 一代目の名前は あおぐろ のどぐろみたいな名前だけど 決してふざけていない 昔家にあった犬のぬいぐるみに つけていた名前だ これからよろしく…
ぼくは 人の話を聴く そしてそれを歌にする 咀嚼するほどの顎はない ぼくはただ 断片という形で 提出物として お披露目するのだ♪
最近 1992年に 発売された BOSSのレモンティーに ハマっている これを飲んだ後に 歌うと 割と 声が良く出るのです
ゾロが 名刀に見出されたように 俺も 評価の束に踊らされないで 自分の声に恥じない 生き方がしたい
この声が 君に届きますように
錆びつかせない ほこりをかぶらせない 生きとし生けるものと 共鳴するような そんな声を 出したい
今日入った お店のマスターも 注文を取る人も まだマスクをしていた 声を出すのも 少し憚られる雰囲気だった 料理はおいしかったけど
まだ見ぬ声を 探り出せ
ハチワンダイバーの 菅田君が 将棋に懸けたように お前も 歌に 懸けてみろ お前なら どんな苦境も 乗り越えられる
雨の音 鳥の声 自宅で歌う 歌はいい
焦る気持ち 逸る気持ちは 歌を駄目にする
次の日も 次の日も 同じように 歌が歌えるとは 限らない その日にしか 歌えない歌が あるわけで
わたしには しかし 島爺さんのような 濃さはない ここで張り合っても 無益だ ただ 学び 吸収できるものも 確実にある
スペースを作る そして開ける これは歌う時の感覚でも 大事なんじゃないか と思う自分がいる
また歌わない歌に 用はない
この歌の存在は 世界を反転させることになる この歌を知って 俺の世界は 逆さまだったのだと 気づく 偉大でも 卑小でもない ただ 等身大の歌が ぼくのこころを 揺さらぶらずにはいられない
ぼくたちを 揺るがす 小さな悲しみも のせられない言葉たちも この歌の前では 無力だ
生きることは 食べること そして 声を出すこと
ぼくはここにいるから そちらには行けないよ 君の笑顔が消えない間は ぼくは歌いたい ぼくにできることのひとつは 歌うことだから
こちらは 今 あなたに向けて 歌を歌っています 君の中に 潜りこんで 深いところに 届いてほしいと願って この歌を送ります
人の期待に応えぬために 歌を始めた 四年の歳月が経ち ある時 ふと歩みを止めたくなった でも 自分が続けていたから 応援してくれる人が 出来たことに気づいた それは決して 今の自分には重荷でもなく むしろ 推進力になっていると気づいた まだまだ足らぬ部…