三行詩
四分程度の一曲で、 お腹いっぱいになることが、 あるんです。
現実のバカ野郎、 と言いたくなる時が、 時々ある。
ツーハンドでもできて、 スリーハンドでもできる。 世界は時短を求めている。
苦しいと思う日の中で、 それでもやめないでいられるのは、 言葉の深層に気づいたから。
スペースがある限り、 僕たちの世界は決して終わらない。 見つけるのはきみだ。
「なんで歩くんですか」 と問われたら、 「そこに靴があるから」としか言いようがない。
知性が帰ってくる日に、 かける言葉は、 待ってたよの一言。
種をまくのは心の中で、 発芽するのは自分の世界だったので、 大事にただ識る。
変わらないと思ってる風景を見ながら、 実際にそれが一変した10年前を思い出し、 脆弱なまでの日常だと再確認する。