2024-08-11 小学生の頃 詩集 小学生の頃 親の知り合いの 水俣の家へ あそびに行った 色々お世話になったけど その中で 薪で 風呂を沸かすのをやった しかし どういうわけだか かまどに入れた 薪を一度抜こうとしたとき 薪の中に 埋まっていたくぎに気づかなくて 指を火傷した 水ぶくれって奴だ もうあの頃の 火傷の後はない だけど あの記憶は やけに まざまざと ぼくの眼に映っている