熱を出でよ 一面の水を 沸騰させてしまうかのような熱よ それがなければ いのちではない 冷めてもまた取り戻せる 自分が諦めない限り もうもうと湯気を上げろ

それだけじゃ分からない どんなにその人の好きなものを 教えてもらっても それだけじゃ分からない 語り合うことで みえてくるものには限界があると でもそれでもなお 人は人を知りたがる

歌いたい歌はなんだ そこらじゅうに転がっている 恋や愛の歌が歌いたいのか？ 自分を取り巻く自然や風景が 歌いたいのか？ もっと人間の存在の本質を 歌いたいんじゃないのか？ どろどろとした 愛憎渦巻く 世界の中にいて 気高く 戦う人を歌いたいんじゃない…

あくびが出る そういう日常を生きられることの 喜びがあるかといえば ない 正確にはそういうのを 喜びでくくるのが 間違いなんだろう たぶんそれは「幸せ」であり ちょっとしたという感じ