苦し紛れに書いた言葉が 本質を突くことはあるのか こうやってやさしく 言葉を書きつけてるけど 自分の中の手ごたえみたいなものが あんまりない どうしても分かった世界に おさまってしまう

脳卒中に父親がなることは ０％じゃない ただなんというか 仮になったとしても 少なくとも俺と母さんは 笑いに変えると思う 家族の絆という言葉は あまり好きではないけど そこに育まれるものは いつだってある

本当に集中している時 人は自他の区別がなくなる 自分が見ているという感覚も 自分が見られているという感覚もなくなる ただ「ない」がある 理由は分からないけど 「からだ」という言葉を作った人は やっぱりすごい

めんくらった 電車内に飛び込んでくる男女 あの事件を思い出し その後降りていった女の子は ウィトゲンシュタインのパーカーを着ていた びっくらこいた 人の欲望は人知れず