時代はこの流れに沿って 前へ後ろへ ぐるぐるぐるぐる 流れるプールのように 回っている まずはじめに 流れがあった そこに水が流れた 溢れかえる人達 そのぐるぐるを楽しんでいる

弱さがなんだ もう一度立ち上がることを可能にするのは 弱さなんだ もしも人が強いままいたら どこかでぽきっと折れるだろう 弱さがあるから 人として再び歩き出せる

自分が作業して得た工賃 紙袋に入って 今手元にある 大事に使いたいからこそ 何に使って良いのかが 分からない

母親が脱ぎ散らかした靴を 黙ってそろえる 母親がぐじゃぐじゃっとした布巾を 黙って整える とても小さいことだけど そういった日々の そろえるという積み重ねが 人々の心をそろえていく

あたかも 明日があるがごとく生きるのではなく 今日しかないと思って 生きることができたら どんなにカッコいいだろう 明日はくる でも今日一日を クリアするのではなく 十全に生きることができたら