ヤドカリが 貝の中に隠れるように 行き場を失った自分は 殻に閉じこもる 傷つくのが本当に怖いからこそ 現実から逃れるように 言葉で 自己欺瞞もセットで 自分の周りを固めていく それが命とりになると知らずに

時代を切り開くのは君だと言われても そんな力があるとは思えない ハサミとかカッターで ズバッと切れるほど 時代はヤワじゃない 少しずつ岩盤を穿つように 小さな穴を開けていく そんな作業だ 糸を通すように 前時代と今をつなげるのが ぼくたちの役目だ