労わるように 歩いて 時を過ごす この先どれくらい 出会いがあるか 知る由もない ただひとつ言えるのは ゆっくり歩くと 世界の移ろいが 染みてくる

果てしないドラマの先に 何が待っているというのだろうか 決して波乱万丈とは言えない どころか その反対の人生を生きて この先に 待ち受けているものは何か

不安から本を読む 理論武装する 誰かを攻撃する 自己嫌悪に陥る その繰り返しの果てに 学びの二文字はあるのだろうか

空気の入れ替えをしないと 息が詰まって もはや世界は沈んでしまい この仕事やってる意味あるんだろうか と自問自答する羽目になる そんな時こそ からだを揺らして 息を吐いていくんだよ

よくやっている 早朝の寒い中 自転車を漕ぎながら 駅へと向かうんだから よくやっている 沢山ある商品を 自分なりに判断しながら 陳列していくんだから よくやっている 仕事が終わって帰ってきたら 少し休んで また歌っているんだから