沈め 沈め この海の深いところまで ゆらゆらとゆれる海藻を横目に 行けるところまで 沈んでゆけ

夢の最果てで 記憶のかけらをとって戻ってくる こんながらくたが なんの役に立つのかな そんな思いも持ち合わせて 連絡があるかないか 途絶えたのも また何かの縁で この流れに従えば いのちは続いていくのだから

記憶のかけらが 僕の力になる 生きるのが苦痛でも それを支えに 前を向ける 闇深い道を歩いても 暗雲が近寄ってきても 僕は全てを越えられる

ある出来事をきっかけに 夢の中で ふいに心が揺り動かされて そのかけらのような記憶が 今日の仕事の出来具合を左右する 何ともないように見えて 多くの失敗を経験する 次に活かしてこそ 今日が報われる

山積みの味噌段ボールに 終わらない品出し かたすだけでも 四人がかり どういうこっちゃ

労りながら 足をほぐしながら お疲れ様と声をかけながら よく頑張ったねと 愛でるように伝えて 今日を味わう