君が 君である以上 活字がすり抜けたり 動画が通り抜けたりするのも やむをえない これだけの 文字が並んでいて 読めるのはごく一部で そして実際に噛みしめられるのは さらにほんの一滴 文字を漁らないように 自分の心が 欲しい言葉を 書くんだ

誰よりも なによりも 肌感覚で 目の前の人の 緊張を感じ取ってきた 微細な 微妙なサインだけど 汲み取ろうとするのが 面倒な時もあるけど それを見逃さないで 生きてゆきたい

どんなに美味しい料理も おなか一杯では 旨味を味わうことはできない おなかが空いていて からだも使った後だからこそ 美味しいんだ

黙って歩くなら この坂がいい 苦しみも痛みも すべて 一歩一歩に込めて

訪問看護の人から 歌は欠かせないものなんですねと 言われて その通りだなあと思った 生活の一部というか なくてはならないものになっている また生まれ変わっても 歌ってるんじゃないかな

父親からジャンバーを借りている とても暖かい 手放せないし 必要不可欠だ こういうのがあれば 寒さも乗り越えられるかもしれない