2022-08-08 行きつく先は 詩集 詩「時代」 時代の荒波に 削られて丸くなった石ころ ころころと転がりだして 行きつく先は ほんのわずかな先の未来で 動けなかったときは 角があった それを荒波にさらして 練磨練磨の日々 たどり着いたのは 誰が見ても分かるような まんまるの石ころで もうどこへでも転がっていける