水鳴の人声観~苦楽の中で

自分の中にある言葉を形にしています。最近のマイブームは、鷹揚に、ごゆるりと、です♪

詩「時代」

当面の間は

当面の間は 時代と同期しながら 新しい作品作りに 精を出していきたい これからの未来のため 歴史の中の一ページを作るため できることはある

今となってはもう分からない

壮絶な時代を生き抜いた中で 生涯おにぎりを食べることができなかった祖父 興味関心は色々あり 島津亜矢の歌を心底気に入っていた 生き延びることが おじいちゃんの信念だったのか 今となってはもう分からない

声明の出し方が分からない

声明の出し方が分からない グループを作るのが 当たり前だった時代と 砂粒化した人達の時代とでは違う 自分たちの考えを 政治に反映してほしいのに そのやり方が分からない

空き箱の中の戦争

煙草の火が 空き箱の中で 自然発火して 当たり前のように 見ているものもいれば 天変地異が起こっているかのように 見ているものもいる 空き箱の中の火は 全部無くなるまで 消えることはない そんな時代に生きている

自分の弱さを抱きしめて

自分の弱さを抱きしめて 決して強さに折れることなく 決して弱さを誇示するわけでもなく 疲れた時には疲れたなあと言い 息を整えて ゆっくり休んで 時代が動くと同時に 自分の世界も少しずつ 変わってゆくから

万年九等官であるがゆえに

万年九等官であるがゆえに 多くの人から馬鹿にされる 罵られ 蔑まれ 変な噂を流される そいつらは貴族でありながら 兇悪なまでの感情の発露 その言動を耐え忍ばなければいけない時代 人として 生きた心地がしないんだ

マテリアルな限界

地球という マテリアルな限界があるんだから 消費と廃棄を繰り返すだけの社会には 希望がない 自分たちの豊かな生活は 見えないアンダーグランドの世界に支えられてる そんな時代を生きて僕らは 何ができるんだ

時代の定めとは関係なく

時代の定めとは関係なく 楽しそうに生きていて 仮にそれが 世の中の流れから外れていってるとしても あの人は魅力的だ 森繫久彌もそうだったんだろう