水鳴の人声観~苦楽の中で

自分の中にある言葉を形にしています。最近のマイブームは、鷹揚に、ごゆるりと、です♪

otazka(クエスチョン)

誤算 まさかの坂を転げ落ちる瞬間

父さん その労働が喜びに変わる実感

マッサン いつかやっていた観てもいない時間

発散 汗と同じく喋って初めて感じる弛緩

 

瞬間の誤算が 実感の父さんが

その時間のマッサンが 弛緩による発散が

同じ時を過ごしていない自分たちが

つかずはなれず まずいものはまずいと雄弁に語り

そうは言っても 母親がいる時には それを口にするのはやめ

新発売の文字を見ただけで、心が踊ってしまうこの釣られやすい性分

コンビニで買ったハズレ飯を引いた自分の今日の選択に

やっぱり今日の自分は駄目だと持病のように落ち込み

その選択の理由が「美味しそうに見えたから」以外に思いつけない

「美味しそうに見えたから」

美人に群がる男たち それを横目に観て羨む者たち

自分もああなりたいと一時の境遇から脱したい思いで

群がる男たちについていく男たち

もう俺は女は諦めたと 諸手を上げて社会から逃避していく男たち

女のいる男たちと 女のいない男たち

切断面に境界が生まれ 境界線の差異は

「女がいるかどうか」

 

浮かび上がるクエスチョンマーク

美味しそうに見えるからで選んだコンビニ飯

美味しそうに見えるからで美人を狙う男たち

考えが似ている

快と不快の間は本来グラデーションが無限

しかも どちらも資本主義 演出され作りだされた「美」の意識

それに加担するメディア だけど時代遅れなのはメディア自身というより

「取り上げ方だ」

新しいものばかりを取り上げ、古い物とはオサラバ

鮮度 人気 勢い そんな要素でやってるから

今じゃその全てがネットに変わってる

 

なんのためのメディアだよ 戦後から続く言論として価値は

今はもはや 見るも無残 影も形もない

 

実際問題 最初の言葉遊びから こんな地点まできた

 

身近な詩人は もはやいないか

いるかいないか いないかいるか

カリスマ支配に頼りたくないか 法律が機能しているか知りたくないか

連綿と続く伝統に身を浸したいか

アスファルトの凸凹でつまずきたいか

 

歌は歌ってる でも俺たちの歌は歌ってんじゃない

聞いてんだ 聞きてぇんだ

身近なことさえも 世界のことさえも

ローカル グローバル 世界はもはや両輪じゃないのか

 

東京 辺境 実況 未境の世界からこんにちは